米ミシガン州の中学校で、男性コーチが生徒の首を絞める様子を監視カメラが捉えた。学校はコーチを即時解雇した。家族は暴行および傷害容疑での起訴を望んでいる 。
米ミシガン州の中学校で、男性コーチが生徒の首を絞める様子を監視カメラが捉えた。学校はコーチを即時解雇した 。
USA トゥデイ紙によると6月4日、イプシランティ・コミュニティミドルスクールでホールモニター(学校内の廊下などを監視する役割)として働いていたコーチが、14歳の生徒に「他の生徒たちと騒がしく遊んでいた」ことを理由に、罰として腕立て伏せを命じたという 。
生徒が「手をケガしている」と腕立て伏せを拒否すると、コーチは自分が着ていた服を脱ぎ、生徒の背後から首に巻きつけた 。
動画を見ると、生徒がもがいているのが確認できる。コーチは15秒ほど生徒の首を絞めた 。
その後、解放された生徒はコーチに何かを叫び、廊下をあとにした。生徒の首には赤いあざが残ったという 。
生徒の父親は地元テレビ局WXYZに対し、映像を見て「腹が立った」と話す 。
「 2人はとても仲が良かったので、動揺しました 」
母親も、「息子はコーチを尊敬していたのに」と語った 。
家族は弁護士を雇い、同じコーチが過去に他の生徒と起こした問題についても独自に調査するつもりだという。家族はコーチと学校に損害賠償を求め、暴行および傷害容疑での起訴を望んでいる 。
中学側は、「すべての生徒のために安全で協力的な環境を作ることに専念しています。該当職員の行為は決して容認できず、許されるものではありません。直ちに当学区での勤務を終了させ、学校敷地内への立ち入り、行事への参加を禁止します」と声明を発表した 。