6月3日午前6時31分に石川県能登地方で最大震度5強の地震が発生。本州の広範囲に緊急地震速報が発表されるも、実際には大きくは揺れなかった地域も … … 。何があったのか調べてみました 。
6月3日午前6時31分、気象庁の緊急地震速報が首都圏を含む本州の広範囲にスマホやガラケーにエリアメールで通知されました。早朝だったので、就寝中に飛び起きた人も多かったとみられます。この緊急地震速報は、同時刻に石川県能登地方で最大震度5強の地震があったことが原因でした。東京都や神奈川県では震度1も観測されないなど、実際には大きな揺れにならなかった地域もありました。それなのに、なぜ速報が発表されたのでしょうか。理由を調べてみました 。
地震の規模を実際より大きく見積もっていたのが原因だった
気象庁の発表によると緊急地震速報の発表時には推定マグニチュード(M)を7.4としていましたが、実際には観測されたのはM6.0(暫定値)でした。地震の規模を実際より大きく見積もっていたことで、石川県能登で「震度6弱から7程度」、東京23区は「震度4程度」、神奈川県東部では「震度3から4程度」と予測していました。気象庁公式サイトによると、緊急地震速報は「最大震度5弱以上」と予想される地震で「震度4以上」が予想される地域に発表されるため、東京都などにもエリアメールが通知されたというのが実態でした。気象庁の地震津波監視課の担当者は、BuzzFeed編集部の取材に対して「地震の規模が、予想していたものより小さかった」としつつ、なぜ正確に予想できなかったかについては「現在、調査中です」とコメントしました 。
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