“ 性”に関する話題を明るくオープンに発信しているタレントのSHELLYさん。YouTubeチャンネル『SHELLYのお風呂場』では、視聴者から寄せられたコメントや質問にキッパリと回答しています。BuzzFeedでは、特に話題となったアドバイスをまとめてみました !

🔶「不同意ってどういうこと?」🔶

2023年7月13日に性犯罪規定を見直す改正刑法が施行され、「強制性交等罪」と「準強制性交等罪」が統合し「不同意性交等罪」に改称 。

また「強制わいせつ罪」と「準強制わいせつ罪」も同様に統合し、「不同意わいせつ罪」とその名称を改めました 。

変わったのは名称だけではなく刑法の内容自体も大幅に見直され、多くの注目が集まっています 。

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SHELLYのお風呂場 / Viayoutu.be

SHELLYさんは、今回の法改正に向けてさまざまな働きかけをしていました 。

そんなSHELLYさんのYouTubeチャンネル「SHELLYのお風呂場」に、視聴者からあるコメントが寄せられていました 。

《 自分たちの時代は、女性が自分から行為をしたいということを言えない人が多いから、男性が少し強引でも『そういう流れに持って行け!』みたいな話をよく聞きました 》

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《 今の女性も同じように自分から『したい』と言えない人が多いのかな ? ただ、その場合だと今後『不同意』ということがすごく厄介なことになってくるかなと思いました 》

《 法改正自体はとてもいいと思いますが、男性側もそうだし女性側も行為までの流れみたいなものを改めて意識した方かいいのかも ? と思いました。まじめな男性なら、相手が少し嫌がった時点で『不同意』と捉える人も今より増えると思う 》

SHELLYの回答は ?

藤本美貴さん(時事通信)

「 毎回すべての性的な触れ合いに対してとらなければいけない『今、ここであなたと“この行為”がしたい』という確認 」

「 どんな関係性であれカップルでも夫婦でも、毎回必ず確認を取らなきゃいけないよねっていうのが性的同意 」

「 今回、法改正されて法律も変わったっていうことで、もうみんなは意識を変えなきゃいけないんだよ 」

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「 今までの、いわゆる『多少強引にでも!』みたいな『イヤよイヤよも好きのうち』みたいな、そういうことはもう絶対言っちゃダメ 」

「 今、実は世の中では『No means No』はもう古いの ! 」

「 今は『Yes mean Yes』、もっと言うと『Only Yes means Yes』。『Yes』のみが同意、もっと言うと『積極的なYes』だけが同意 」

この画像には、鮮やかな服を着ている女性の肖像が含まれています。名前はわかりません。

「 積極的な同意が取れたときのみ『性的な触れ合いをしていい』というふうに考え方が進んできていて、そっちの方が今は主流になってきている 」

「 今までの感覚」のままではダメ ! 新しい“性的同意”の考え方について話してしたSHELLYさん。全回答はこちら 👇

「 不同意ってどういうこと?」人気タレントの“新しい性的同意”がストンと腑に落ちた。考え方を改めなくちゃ … !

女性が白いドレスを着ている姿。背景は黄色いカーテン。

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🔶「付き合ったら夜の行為しなきゃいけないの?」🔶

《 私にはパートナーがいるのですが、彼は私に「付き合ったら、夜の行為はして当たり前だ」と言ってきました 》

《 私がこじらせてるのかもしれないですが、夜の行為をしないとパートナーになれないのかな?と思ってしまいました 》

《 彼のことは好きですが、その言葉がどうしても引っかかってしまい、コメントしました 》

「 当然 ! 付き合ったからって、エッチしなきゃいけないなんてルールはございませーん ! 」

「 これは、私が散々伝えてきた“性的同意”ってヤツだよね 」

「 どんな関係性でも、どんな年齢でも、カップルでも、夫婦でも ! 」

「 かならず毎回!すべての(性的な)行為に対して、取らなきゃいけないものです 」

「 ぜんぶ!YES Means Yes , No Means , Noだと思ってください 」

「 イヤなことはイヤだって言えるのが、健全な関係性 」

「 性的同意ってすごく大事だし、付き合ったからって(いつでも・当たり前に)セックスできるって思わないでね 」

「 『 私はこう思う、こうしたい』と意思表示できるっていうのも、交際したり性行為をする上で大切なコミュニケーション 」

「 自分の意思を伝えられる人になるということも大切 」

“ 性的同意”について考えるきっかけを与えたSHELLYさん。全回答はこちら 👇

「 付き合ったら夜の行為しなきゃいけないの?」にキッパリ回答 ! 人気タレントが伝えたい“性的同意”の話

🔶「ホテルに行く=性的同意?」🔶

SHELLYさんは、知り合ったばかりの男性と二人きりになった途端、相手が豹変して危ない目に遭いそうになった友人の話を紹介し、友人はとっさに頭に浮かんだ「性的同意」という言葉を相手にぶつけることで、なんとか事なきを得たのだそう 。

そんな中、視聴者からこんなコメントが寄せられました 。

《 ホテルはさすがに二人きりで行ったら勘違いされると思う。なんでも『性的同意』で片付けられないと思いますよ 》

SHELLYさんの答えは ?

「 あー。これはねぇ、ちがうんですよ。なんでも『性的同意』で片付けるんです 」

「 ホテルに入ることは何の契約でもないし、裸になることも何の契約でもない 」

「 毎回、すべての行為に対して『あなたと一緒に、今ここでこの行為をしたいか』を全部確認しなきゃいけない。これが『性的同意 』 」

「 これが出来ていないと、あなたは“加害者”になる可能性がある 」

「 いろんな人がいるよねっていう話じゃなくて、『性的同意』は本当に“白と黒”。ストップって言った時点でストップなの 」

キッパリ断ることも大事ということを教えてくれたSHELLYさん。全回答はこちら 👇

「 ホテルに行く=性的同意?」人気タレントが忖度なしでズバッと忠告。なんだかハッとしたわ … !

🔶「“ナマ”でしたがるパートナー。でも私は…」🔶

SHELLYさんは「エッチの気まずいことを教えて!」と題して、視聴者のお悩みを受け付けました。そして、寄せられた相談が以下のとおりです 。

《 今年11月に(控えている)自分の結婚式で、それまでは避妊したいんですけど、旦那は『“ナマ”でしたい。その方が気持ちいい』と言ってきます 》

《 でも、私は妊娠せずにドレスを着たいので、かたくなに断っています …… 》

SHELLYさんの回答は ?

「 まず、第一に“性的同意”があります 」

「 どういう風に、どこで誰と、どういう行為をいつするかは、すべて各々が決めて、そのときの当事者同士が全部OKの上でしかできない 」

「 どちらかが“ナマ”でしたい、どちらかは“ナマ”でしたくない。だったら、“ナマ”ではできません 」

「 もうこれが“ルール”だから、それはもうコミュニケーションをしっかりとらないといけないなと思います 」

「 唯一、避妊だけが目的なんだったら …… 」

「 コンドームをするっていう方法だけが避妊じゃないので、他に方法はある 」

「 男性側が“ナマ”でしたいっていうことで、女性がそれをやらなきゃいけないかっていうと、私はやる必要はないと思う 」

「 お互いに『そうしたい』っていうのがあるんだったら方法はあるけども、そうじゃないのなら、コミュニケーションをしっかり取って 」

パートナーとしっかり話し合って決めることが重要だと語ったSHELLYさん。全回答はこちら 👇

「 “ ナマ”でしたがるパートナー。でも私は … 」人気タレントが視聴者のお悩みにキッパリ回答 ! マジで大事な話だ … !

🔶「痴漢被害を減らすには…?」🔶

普段からYouTubeチャンネルなどで“性教育”について発信しているSHELLYさん。春は痴漢被害が増えるという統計データもあるため、注意を促しました 。

また、以前にもYouTubeチャンネルで、電車で困っている人を見かけたときに使えるハンドサインやアプリを紹介していたことについても言及しつつ、それ以外にも被害を減らすために大切なことがあると語りました 。

「 それだけじゃなくて、結構大事なのは、電車とかバスとか公共の場にいる時に私も本当にそうなんだけどひとりのときってずーっと携帯見ちゃうのよ。動画見たりとかSNSチェックしたりとか 」

「 いろいろ見ちゃうんだけど、みんながそれやってたら、被害に遭っている人のこと気付いてあげられないよね 」

「 『 どうやってこういう被害を減らせるんだろう?』って思ったときに、被害に遭っている人をどうやって見つけてあげて、絶対に加害してはいけないっていう空気作りが超大事だよね 」

「 じゃあどうすればいいかっていうと … … ときどき携帯から目を離してなんとなく周りを気にしてみる ! 」

「 見つけてあげられないと、そもそもその人を助けることができないので、なんとなく周りを気にしてみてみる 」

「 『 あれ、あの人 … ?』って思ったときに、例えばちょっとソワソワしてみたりとか、その人と目が合わなくても『あれ?あれ?』みたいな感じを出して、もしかしたら、加害している人が『やべっ!』ってなるかもしれないしその加害の時間をちょっと減らせるかもしれない 」

被害を減らすためには、“周囲の目”を強化する必要があると力説したSHELLYさん。なるべく電車の中の様子をひとりひとりが気にかけることで、痴漢の被害を減らすことができる可能性を指摘しました 。

ファンからは「すごい良い」「好感が持てました」との反響が集まったSHELLYさんの提案。詳細はこちら 👇

「 痴漢被害を減らすには … ?」SHELLYが意外な対策を提案→「すごい良い」「好感が持てました」と反響。これはマネしたい !

🔶「性犯罪と気づかずに…」🔶

SHELLYさんは、2021年に未成年者の性被害をテーマにした動画を公開し、1年後に反響に対するアンサー動画を投稿 。

たくさんの声に寄り添いながら、性被害から身を守るむずかしさに改めてスポットを当てました 。

冒頭、子どもの頃に性被害にあった視聴者からのコメントを読み上げました 。

《 動画を見ました。私は小1〜中1まで、性被害にあっていました 》

《 しかし、それが性被害であるということを高校生になるまで、理解していませんでした 》

《 13歳で性被害にあっても、それが悪いことだとわかりません 》

《 中学生のうちから性について学んでいれば、誰かに話せていたかもしれません 》

《 大学生になりましたが、いまさら話すこともできず、フラッシュバックや体の硬直などの後遺症に悩んでいます 》

《 ( 動画の中の)『あなたは悪くない』という言葉に救われました 》

SHELLYさんから発せられた言葉とは ?

「 自分の経験を、すごく言葉を選びながら書いてくれたのが、めちゃめちゃ伝わってきて 」

「 イヤなことを思い出すのってイヤじゃない、当然だけど 」

「 思い出したくもないし、触れたくもないし、誰かに伝えるなんて絶対イヤだって思う 」

「 勇気を出してコメント欄に書いてくれたおかげで、自分の周りにはそういうことがないっていう人にも、たくさん辛い思いをしてる人がいるんだっていうのが伝わったと思う 」

「 それによって考え方が変わる人って、本当にたくさんいると思うので、コメントしてくれた皆さんに感謝をしたい 」

「 幼い頃、若い頃にうけた性犯罪をそうとは気づかずに、そのまま過ごす人がたくさんいて、でもそれって当たり前のことなんだよね 」

「 だって性教育を受けてないから。包括的な性教育を受けていれば、『この触り方おかしい』『この関わり方おかしい』っていうことを、もっと早く大人に伝えられたかもしれない 」

「 そういうことをちゃんと子ども達にも教えてあげないと、自分のことを守れない 」

改めて性教育の大切さを教えてくれたSHELLYさん。詳細はこちら 👇

「 性犯罪と気づかずに … 」人気タレント、子どもの性被害について語る

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