「 あなたの家族になりたい人が、世界中にたくさんいるんです」。ダニエル・ブレビンズさんは、「Stand in Pride」という団体を運営しています。同性パートナーとの婚約を、家族に祝福してもらえなかった女性にかけた言葉が話題を呼んでいます 。

インスタグラムで約30万人のフォロワーを抱えるダニエル・ブレビンズさん。

ダニエルさんは、LGBTQ当事者や多様な性のあり方に理解のある非当事者アライ ( Ally)を繋げる「Stand in Pride(スタンド・イン・プライド)」という団体を運営しています 。

LGBTQ当事者の中には、家族や友人など、周囲の人から理解や支援を得ることができない人もいます 。

同団体は、卒業式や結婚式など、LGBTQ当事者が経験するさまざまなライフイベントを一緒に支えるメンバーを、世界70カ国で繋げる取り組みを行っているそう 。

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「あなたの家族になりたい人が、世界中にたくさんいるんです」。ダニエル・ブレビンズさんは、「Stand in Pride」という団体を運営しています。同性パートナーとの婚約を、家族に祝福してもらえなかった女性にかけた言葉が話題を呼んでいます。

そんなダニエルさんが投稿した動画が、インスタグラムで300万回以上再生され、話題を呼んでいます。

きっかけは、ある同性愛者の女性が投稿した動画 。

女性は投稿内で「彼女と婚約したのに、家族から『おめでとう』と言ってもらえなかった」とつづっています 。

ダニエルさんは動画を引用し、女性を励ましました。

英語圏では、このように血のつながりや法的な関係はなくても、家族のような絆を持ち、お互いに支え合うコミュニティのことを「Chosen Family(選んだ・選ばれた家族)」といいます 。

「Stand in Pride(スタンド・イン・プライド)」の取り組みについて、BuzzFeedはダニエルさんに話を聞きました🎤

アメリカ・テネシー州にある宗教的に保守的な地域で育ったダニエルさん。幼少期をこう振り返ります 。

「 LGBTQの当事者として、同性愛者やクィア当事者のレプレゼンテーションがない地域で育ったことはつらかったです 」

「 同性愛者だとカミングアウトしてからは、若い頃に自分が必要としていたレプレゼンテーションに自分がなれるよう、方法を模索していました。そしてたどり着いたのが、TikTokでの発信でした 」

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「 今から3年前、(同性婚だからという理由で)自分たちの結婚式に両親が来てくれないと話すカップルのために、『お父さんとして結婚式に出席したい』と提案した動画を投稿しました 」

「 そのビデオの反響を受けて、Facebookのグループを立ち上げました。みんなが、このようなサポートを受けられる場所を提供したかったんです 」

最初に作成したFacebookグループには、開設から1日で1000人以上のメンバーが集まったといいます。

メンバーたちがお互いに手を差し伸べる様子は「すばらしい光景だった」と、ダニエルさんは振り返ります 。

「 仕事の面接を控える若いトランス男性にネクタイの結び方を教えるお父さんや、大学願書を手伝うお母さんたちもいました 」

「 帰る実家がない当事者のために、食卓の席を用意する人たちもたくさんいました。お母さんの代わりとして、10回以上も結婚式に出席したというカナダ在住の女性にも出会いました 」

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ダニエルさん自身も、お父さんとして1回、家族として2回、結婚式に出席したことがあるそう 。

「 特別な瞬間に立ち会うことができ、新しい家族が増えることは、私にとって幸せなことなんです 」

tolerate in Prideは現在、グローバルな支援を提供すため、新しいアプリをローンチ予定とのこと 。

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アプリの詳細は近日、同団体のウェブサイトで確認できるようになるといいます 。

【 ダニエルさんの公式SNS 🌈 】

▶ ️Instagram(@the_zombie_dan )

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▶ ️TikTok(@the_zombie_dan )

【 Stand in Prideの公式SNS 🌈 】

▶ ️Instagram(@standinpride )

マルガレート・フリードレンダーが赤いコートを着て椅子に座っている。背景に花が写っており、画像には「VOGUE」の文字。

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