スキル重視時代の、新しい傾向も浮かび上がりました 👀

意外と知らない?大学生のアルバイト事情

国内最大級のアルバイト求人情報サイト「マイナビ」が、15~23歳の大学生を対象とした「アルバイト就業者調査(2024年)」の調査結果を発表しました。最新調査から見えてきた「大学生のアルバイト事情」とは ?

『 大学生のアルバイト調査(2024年 ) 』

■ 目的:大学生のアルバイトの実態と意識を明らかにすること

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■ 調査地域:全国

■ 調査方法:インターネット調査

■ 対象者:18~23歳の大学1~4年生 ※短期大学、専門学校、大学院生は除く

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■ 回収数:就業者913人、非就業者381人

■ 実施期間:2024年2月15日(木)~2月19日(月 )

SNS経由の応募経験者が増加!「怪しいバイト」の懸念も

アルバイトをしている大学生は全体の71.1%で、前年より2.7%増加しました。アルバイト探しの情報収集源は「アルバイト求人アプリ(48.8%)」が最も高く、次いで「アルバイト求人サイト(48.1%)」となりました 。

特筆すべきは、前年からは5.5%増となっている「SNS(24.3%)」。SNS経由でのアルバイトの応募経験がある割合も、全体の26.5%と前年より4.7%増加しており、SNS経由でのアルバイト探しが浸透しつつある様子がうかがえます 。

一方、SNSでの求人は第三者のチェックが行き届かないため、求職者が知らずのうちに「闇バイト」に参加してしまうリスクも懸念されています。本調査でも「怪しい求人の勧誘を受けたことがある」と回答した割合は全体の16.6%(6人に1人程度)にまで上り、SNSリテラシーが今まで以上に重要になりつつあります 。

画像には日本語の統計グラフが表示されています。グラフはアルバイト選びの際の親の関与を示しています。

SNS経由のバイト経験者は、慎重な人が多い?

アルバイト探しの安全性を考慮する上で大切なのが、家族をはじめとした身近な人とのコミュニケーションです 。

本調査では、アルバイト選びの際に親の関与がある割合は全体の60.0%となり、前年より3.6pt増加しました。その内訳は「アルバイト先を決めるときに親の意見を参考にした(61.6%)」が最も高く、次いで「アルバイト許可証を発行するために親の許可をもらった(29.7%)」となりました 。

また、SNS経由でのアルバイト探しの経験の有無別に回答を比較すると、経験がある人はない人よりも「アルバイト先を決定する際に親の関与がある」と回答した割合が高く(65.5%)、8.2%上回りました 。

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SNSでアルバイト探しをする人は、そのリスクを考慮している人も多く、事前に親へ相談して慎重に進める傾向にあるようです 。

アルバイトで学びたいことは、マナーと専門スキル

今回で6回目となる本調査では、就職活動を意識してアルバイト先を決めた割合が過去最高の31.5%を記録。アルバイト選びで重視したことは、「正しい言葉遣いができるようになる(50.4%)」が最も多い回答となりました 。

また、同じく増加傾向にある「専門的なスキルを深める又は身に付ける(6.3%増)」「正社員に近い仕事をする(5.4%)」からは、ビジネスマナーに加えて、専門的なスキルの習得を意識してアルバイト選びを行う大学生が増えている現状が浮き上がりました 。

職種別採用やスキルを活かした転職、リスキリングなど、特定の分野での能力を重視する傾向にある現代社会に備えた、注目すべき傾向と言えそうです 。

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