1970年代のアニメ『超電磁マシーン ボルテスV』がフィリピンで実写リメイク。日本でも劇場公開やテレビ放映が決まりました 。
1970年代のロボットアニメ『超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)』が、約半世紀の時を経てフィリピンで実写作品に生まれ変わり、日本に帰ってくることになりました 。
TVアニメ版の初回放送から47年目となる6月4日、実写映画『ボルテスV レガシー』を10月18日に劇場公開することを東映が発表。YouTubeでスペシャルムービーを公開しました。この動画には日本語圏のファンからのたくさんのメッセージが 。
youtube.com
💬 「 やはり日本での上映来たか!」 💬 「壮大な作品愛の逆輸入来たー!」 💬 「吹替版の声優が気になる」という声が上がっていました 。
フィリピンで絶大な人気を誇るボルテスVとは?
『 超電磁マシーン ボルテスV』は東映が製作したロボットアニメ。日本で1977年6月から1978年3月まで、テレビ朝日系列で全40話が放送されました。アニメーション制作は、後の『機動戦士ガンダム』で知られる日本サンライズ(現:サンライズ)が担当していました。トキオ・ゲッツの2018年のプレスリリースによるとフィリピンでは1978年から放送され、最高視聴率が58%を記録するなど社会現象になりました。1999年の再放送時に世代を超えて再ブレークしました。ファミ通.comが掲載したプレスリリースによるとフィリピンの実に94%の人がアニメを知っており、第2の国歌と呼ばれるまでになった主題歌「ボルテスVの歌」を日本語で歌える人が多いそうです。そんな現地の人々の熱烈な愛を受け、2023年にフィリピンで実写化。全90話(1話25分前後)のテレビシリーズが放映され、それに先立ちテレビシリーズの前半部をまとめた劇場版が公開されました 。
日本で公開される実写版は?
日本の映画盤ではフィリピン版映画には含まれていなかったシーンの追加を含む再編集を実施し、映像のクオリティも大幅にアップした「超電磁編集版」になります。字幕版に加え、吹替版も用意。全90話あるテレビシリーズを、日本のために特別編集したものを、今秋にTOKYO MXで放送することも決定しています 。