深夜3時、取り乱した母親からの通報を受けた米オハイオ州マイアミ・タウンシップ警察の警官はスーパーに向かった。ボディカメラの映像が拡散されている 。
米オハイオ州マイアミ・タウンシップ警察に、うろたえた様子の母親から「子どもミルクをあげられない」と通報が入った 。
対応にあたった警官のボディカメラ映像を当局が7月2日に公開し、SNSで注目されている 。
当局のFacebookによると、対応したのはハンター・ウィロビー巡査。電話口では生後1週間の子どもを持つ母親が、ミルクがないと「取り乱していた」という 。
詳しい背景は明らかになっていないが、母親は粉ミルクを切らし、母乳も出なかったため慌てていたとみられている 。
深夜3時過ぎ、ウィロビー巡査はスーパーに向かった。閉店していたが、入り口を叩いたり、懐中電灯で店内を照らしたりと奮闘した結果、店員を呼ぶことに成功する 。
ウィロビー巡査から事情の説明を受けた店員は、店を開けた 。
ミルク売り場で、ウィロビー巡査が「粉ミルク、粉ミルク … 」「何が違うんだ?」と呟きながら粉ミルクを選ぶ様子がカメラに収められている 。
必要なものをそろえ、ウィロビー巡査は母親の自宅を訪問した。「後で電話を折り返す」としか伝えていなかったため、母親はとても驚いた様子だったという 。
「 お金を払うと言われましたが、断りました。彼女はとても感謝してくれました」と、ウィロビー巡査はFOXニュースの取材に答えた 。
マイク・ミルズ署長は「電波やソーシャルメディアに普段載らないだけで、これがマイアミ・タウンシップの警官たちの日常の姿です。彼らの署長であることを誇りに思います」と語った 。
Corporal Hunter Willoughby made a deviation after a late - night baby formula run.https://t.co/BcLw0yQBQE
動画は拡散され、ニュース番組でも広く取り上げられた 。
「 世界が必要としているのは、こういうコンテンツだ」「思いやりのある素晴らしい警官」「スーパーの店員たちの連携プレイもさすが」など、称賛のコメントが寄せられている 。