オーストラリアに住む親子の会話が、SNSで話題を呼んでいます 。

オーストラリア・メルボルンに住むエマリン・キャロル・サウスウェルさん 。

TV番組の司会や本の出版など、マルチに活躍する3児のママです 。

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オーストラリアに住む親子の会話が、SNSで話題を呼んでいます。

エマリンさんは先日、自身の2人の子どもと車内で話し合う動画を投稿しました 。

議題は、「LGBTQ当事者のカミングアウト」について 。

カミングアウトとは、単に秘密を公にすること以外にも、LGBT当事者が自身の性的指向や性自認、アイデンティティを他者に公表することを意味します 。

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動画には「アルファ世代に『カミングアウトとは何か』を説明する様子…」というキャプションが添えられています。

「でも、どうして『自分はゲイ』って家族に言わなきゃいけないの?」

すると、子どもがまた質問します。「イジワルだね。それは彼らがゲイだから?」

BuzzFeedは、エマリンさんに動画を撮影した経緯を聞きました。

オーストラリアで暮らすアラブ系移民のドキュメンタリー番組を視聴したというエマリンさん 。

出演者は性的マイノリティの人々で、彼らが直面する困難に焦点を当てた作品だったといいます 。

エマリンさんは、子どもたちを学校に送る車内で、作品にまつわる話をしていましたが、子どもたちは「すべての人が、自分の愛したい人を愛せる」と思っていたため、カミングアウトの概念に困惑したそう 。

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そこで、エマリンさんは車を停め、彼らに説明する機会を設けました。その様子を撮影したのが、今回の動画です 。

エマリンさんは、情報番組のTODAYに対し、子どもたちの前のめりな反応に驚いたといいますが、同時に誇りに思ったと話しています 。

エマリンさんは、子どもたちと性教育やセクシュアリティの話をする際、意識していることがあるそうです。

「 私たちの周りには、ゲイやトランスジェンダーの人がいます。子どもたちの一つ一つの質問にきちんと答えること、子どもの年齢にあった説明を心がけています 」

「 子どもたちには、安心して、ありのままの自分でいられて、最終的には愛したい人を愛せるようになってほしい。そして、他者を認め、理解を持って受け入れてほしい 」

「 多くの子どもは、他者への理解があり、受け入れる寛容さを持っています 」

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「 私の親としての目標の1つが、子どもたちをいい人間に育てること。だから、愛や自由、他者への理解といったテーマについて、子どもと話すのが大切だと思っています 」

毎年6月は、「プライド月間」です。「プライド月間」は、LGBTQコミュニティを祝福し、性の多様性を称える月間として知られています 。

プライドパレードやイベントなど、LGBTQコミュニティの尊厳や平等性の向上を推進する活動が世界各地で行われています 🌈

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写真はぼやけている警察のライトとピクセル化された人物の顔を示しています。

病院のベッドに横になっている子供と点滴のセットアップが写っています。