情報量が多い … !地元での認知度は100%のご当地アイスが話題です 。

新潟県を中心に展開するご当地アイス「もも太郎」がSNSで話題になっています 。

「 知らなかった」「見たことがない」というコメントが多く寄せられていましたが、新潟県民の認知度は100 % ! ? 食べてみたい …… !

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情報量が多い…!地元での認知度は100%のご当地アイスが話題です。

名前は「もも太郎」だが味は「いちご味」、しかし原材料にいちごは入っておらず「りんご果汁」でできている新潟のご当地アイスpic.twitter.com/7Q87RgBGQy

5月19日、X(旧Twitter)にひゃくまるさん(@osiroiobake)が投稿したのは、新潟のご当地アイス「もも太郎」の写真です 。

「 名前は『もも太郎』だが味は『いちご味』、しかし原材料にいちごは入っておらず『りんご果汁』でできている」と紹介した投稿は、その盛大な矛盾っぷりが大ウケ。11万件を超える“いいね”が寄せられました 。

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実際に公式サイトを覗いてみると、確かにひゃくまるさんの紹介通り 、

💬 「 もも果汁もいちご果汁も使っていないのに、りんご果汁でできた『いちご味のシロップ』で作られている 」

と混乱してしまうような説明が書かれていました。「いちご+りんご=もも?」と公式でもハテナマーク付きなのにツッコミを入れてしまいそうになります 。

「もも太郎」公式サイトより

昔は「桃」の形をしていたからこの名前

ではなぜ、「もも太郎」という商品名なのでしょうか ?

そのルーツは昭和初期にまでさかのぼります 。

当時、新潟のお祭りの出店や駄菓子屋では赤いシロップの氷菓子が売られており、この氷菓子は、そのハートをひっくり返したような形から多くの人から「桃型」として親しまれ、いつしか「棒付き氷菓子」を指す一般名称として「モモタロウ」が定着したんだとか 。

「もも太郎」公式サイトより

昭和20年代にセイヒョーがこれを商品化したのが、現在のもも太郎の原型になっているそうで、そんなルーツを持つからか地元新潟での認知度は100パーセントなんだそうです 。

SNSには「食べてみたい」という投稿多数

ひゃくまるさんの投稿には 、

💬 「 ちょっと何言ってるかわからない 」

💬 「 何も合ってなくて草 」

セイヒョーのもも太郎オンラインショップより

💬 「 そして『桃太郎』も岡山の話。もう何が何やら笑 」

💬 「 新潟を代表するイチゴのカキ氷アイスですね。氷シャリシャリで美味しいよ。溶けるとかなり甘くて舌がピンクになる 」

など、多くのコメントが寄せられていました。東京や関西では、一部スーパーでも販売されているそうで、「近くで見つけた!」というラッキーな人もいました 。

イラストにはイチゴ、桃、リンゴが描かれていて、中心に疑問符があります。

「もも太郎」を製造するセイヒョーの経営企画室に問い合わせてみると…

――SNSではたびたび話題になっていますが ……

「 もも太郎という名前なのにイチゴ味で、材料はりんご果汁」ということがSNS上で話題になっているというのは、10年ほど前に初めて知りました 。

新潟出身で、子供のころからもも太郎を食べて育った私としては、あまりに当たり前に受け入れていたことでしたので、言われてみれば確かにいろいろちぐはぐだなとあらためて気づかされました 。

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その後もたびたびSNS上でネタとして話題にしていただけているのを見て、それだけ多くの人に愛され、かわいがられているアイスなんだなと、とてもうれしくなります 。

――多くの人が「食べてみたい」という反応をしておりますが、今のお気持ちはいかがでしょうか ?

率直にうれしいです 。

白いシャツの背中に、下部に小さな刺繍模様がある。

新潟の夏の定番として長く続いている商品ですので、まだ召し上がったことのない方は、ぜひこの夏「もも太郎デビュー」してみてください 。

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取材協力:ひゃくまるさん(@osiroiobake)、セイヒョー

ジャガイモのイメージ写真

「 もも太郎」は公式オンラインショップでも購入することができます 。

👉 続けて読む「『もも太郎』製造元に取材してみた 」

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