描いている途中の絵に、インクがこぼれて大惨事。投稿者さんが「こんなになっちゃった … … 」と、『ちいかわ』のキメラみたいに語ってしまうほどの失敗が話題です。こ、これはかわいそう … !
「 あはっあはっ こんなになっちゃった …… 」
絵を描いている人もそうでない人も、思わず「うっ!」となってしまう悲惨な状況。絶望的なコメントとともに投稿された画像が、SNSで注目を集めています 。
あはっあはっ こんなになっちゃった……pic.twitter.com/gYrPtN1a3J
6月30日、多摩美術大学の油画専攻に通う一年生の投稿者さん(@e_kakuyo_n)が、「絵の上にこぼれたインクの画像」をX(旧Twitter)に投稿したところ、約6.7万件の「いいね」が集まっています 。
投稿された画像は、下書き中と思われるモノクロの絵です。背景まで緻密に描き込まれているその絵は、作画にかかった時間や努力が想像できます 。
しかし、そのすべてを台無しにしているのが、倒れたインク瓶から広がる黒い染み。漫画のエピソードなどではよくありそうな失敗ですが、実際に見ると背筋が凍るほどの「やってしまった」感があります 。
楽しそうに笑っている絵の中の人物も、まるで「こんなになっちゃった … … 」と言わんばかり。これはつらい 。
投稿者さんが「こうなるはずだったのに … 」というコメントとともに投稿された全体像も、悲しみを誘っています。『ちいかわ』のキメラみたいな感想になっちゃうのも仕方がない …… !
もはや、そういう芸術作品だったのではないかと思えるくらい、絶妙な位置にこぼれたインク。泣くに泣けない状況にSNSでは 、
💬 「 Ctrl+zで戻れないアナログの難しさよ … 」
💬 「 報われますように … の願いを込めてのいいね … 」
💬 「 こんなにありえないレベルの書き込みしたのにこれはつらい … … つらすぎる 」
💬 「 カップやきそばの湯切りに失敗してシンクに落としたときと同じ気分 」
など、投稿者さんに同情する声が寄せられました 。
デジタルではなく、アナログだからこそのやり直しが効かない失敗だけに、思わず共感してしまう人が多かったようです 。
BuzzFeed編集部は、投稿者さんにお話を聞きました
――絵の上にインクがこぼれていますが、どのような状況でこうなってしまったのか教えてください 。
「 自室で、22時です。やらかして数秒間唖然としてからすぐTwitterに載せました。(こぼした瞬間の衝撃で記憶が飛んでいるので定かではありませんが)回るタイプの椅子で作業をしているのですが、その椅子でくるっと振り返った時に蓋が開いている状態で机に置いてあったインクに手が当たりました 」
――インクがこぼれたあと、この絵をどうされたのかについて教えてください。その後、描きなおされたのでしょうか ?
「 一応拭き取ってそのまま放置してあります。修正できるかな ? と試しましたが無理でした。描き直しはしていません ! 」
――お聞きするのが忍びないのですが、インクをこぼされた時の心境をお聞きしてもよろしいでしょうか ?
「 時間が止まりました。普通に夢かと思いました。でもポジティブなのでまぁいいかとすぐ立ち直りました。Twitterがなかったら泣いてました 」
――ちなみに、この絵は課題などで提出される予定だったのでしょうか ?
「 公募(コンペ?)に出すようでした ! ちなみに応募締切2時間前でした。(結局出しませんでした ) 」
・・・・・・
まさかの締切2時間前の失敗 ! 本当にギリギリで起きた事故だったようです 。
ちなみに、投稿者さんは8月29日から9月2日までの間、東京都杉並区高円寺にあるレンタルアートギャラリー「GALLERY33」でグループ展を行なう予定とのこと 。
こちらは、投稿者さんと同じ多摩美術大学油画専攻に通う4人による展示となっています。まだ展名は未定ですが、今回の投稿を見て気になった方は、見に行ってみてはいかがでしょうか ?